セッション

[ - ]


小窓を開けて一服していたら
すぐそこの壁に蝉、ミーンミンミン

ミーンミンミン、もここまで近いと
ビーンビンビン、に聞こえてくる

しっかしすげー声量、ならぬ共鳴力!
お腹の中の空洞で共鳴させてるんだって
はー、目を閉じると外にいるみたいだ

耳を傾けて、フムフム…なるほど
3度上でハモる…ばっちり!
久しぶりに他者とセッションしたわ

上は比較的に簡単なのだ
では今度は、3度下いってみよー
びーんびんびん…ばっちり!

こうね、この蝉のグルーブ、この瞬間にね
どう寄せて、在ろうとするかっつーね!
歌唱も演奏も、人々を圧倒するような
高度な技術は持ってはいないけれど
即応力はけっこう自信があるのだ

格別不安はないけど、うん、大丈夫だ

しっかしビーンビンビン、すげーなー
夏、って感じもビンビンくるね

2020.07.31 Friday 00:00 | comments(0) | - | 

なにもおばけと戦うだけが

[ - ]


「鬼太郎は無意味なおばけ退治で
 人類に奉仕するような生活に
 なんとなくはりあいがなくなってきていた…」
(小学館文庫『墓場の鬼太郎』第8巻より)

鬼太郎も、そんな時があるんだって

そうそう毎日毎日
はりあいがなきゃいけなくもないし

すべて無意味に思えることもあろうし

それこそ墓場まで持っていかねばならんような
オトロシーこと、考えることだってあろうよ

ちなみに鬼太郎はこの後

「なにもおばけと戦うだけが人生じゃないぜ」

と、南方での原始生活に誘う
ねずみ男の口車にのって、その気になり

「栄養のあるおまえとおれの小便をかければ
 すくすくと育つぜ」

と言う、ねずみ男とイカダの畑を作って
もやしを植えたり、かぼちゃの種をまいたり
南を目指して海に出ていくんだけど

結局、もやしもかぼちゃも育たないし
妖怪と戦うことにもなるんだけど

ねずみ男ってステキだね

2020.07.30 Thursday 00:00 | comments(0) | - | 

いけちゃいそう

[ - ]


わわ〜お、ちょっとー
こりゃ、いけちゃいそうだぞい!

今まであまり使われなかった箇所の
筋肉なのか、筋なのか、ちゃんと痛い

肘から手首、指先までの形が
ちゃんと変わってきた

おもしろいものだね、嬉しいね
何かしらがちゃんと体に入った

お手々よ、レッツティロリ〜ン!

2020.07.29 Wednesday 00:00 | comments(0) | - | 

ノッポの電波塔

[ - ]


雲にかくれたノッポの電波塔

ピープーさせる電波のためには
実際にノッポにすることでの
利点などもあるのだとは思うけど
こうして、パッと見るぶんには
あのくらいで十分よねーとか思う

とか言っておきながら

一度近くを通ったことがあって
実際、間近でドーン!なんてのを見ると
やー、こうデッカイっつーだけで
なんだか楽しい気分になっちゃうもんだねー!
とか言っちゃって
愉快な時を過ごしたものだった

大いに矛盾しているものの
そんなもん、そんなもん
矛盾がないなんて
時に大いなる暴力にもなってしまう

そんなもん、そんなもん

お手軽に口走ってしまう時もあるが
そんなもん力、その偉大なチカラに
敬意を込めっちまうお年頃だ

2020.07.28 Tuesday 00:00 | comments(0) | - | 

次なる魔法

[ - ]


次なる魔法を獲得すべく
粛々すくすく、すこやかにチャレンジ開始

今度のはか〜な〜り!な難易度(当社比)
しかし、レッツゴー生涯成長痛

いっとー初めは必死に手を伸ばし
飛び跳ねてみても手は届かない
それでも、どうにか手をかけて
腕をプルプルいわして、よじ登る

いっとー初めの着地ときたら
両足揃えてトンッなわけにはいかず
向こう側にドテッ!落っこちて
イテテ、寝転んだまま
それでもヤッホー、ガッツポーズ
そうしてまた1つ、あっち側の景色とハロー

伸ばし、伸びっちゃおうってんだから
それっくらいの壁と対峙することが大切だ

さて、今回の魔法
ただでさえ複雑怪奇(当社比)なのに
米国御仁のその手のデカさたるや…ウソーん!
しかし、俺より手の小さい人だって
たくさん魔法ティロリ〜ンしてるんだもんね〜
言い訳にはなりまへんな

股割りをする見習い力士が
涙を流して絶叫、悶絶するがごとく

お手々よ、孔雀の羽ガバー!になあれ

2020.07.27 Monday 00:00 | comments(0) | - | 

まだまだ赤い

[ - ]


オレたちゃ、まだまだ青く
そして、赤い

キミは本当はとっても赤いやつで
それがとってもイカしてる

おおむね赤っぽいものが、赤い
この頃はそんな話ばーっかりで
赤い話というのも
あんまり聞かなくなってきたけれど

冗談じゃないよ
オレたちにゃあ、まだまだ早い

おおむねが赤い赤いと騒々しい時に
キミは緑の中でフラフラ踊ったりして
オレもキミも
ろくに踊れやしないというのに
幸いなことに、似たような揺れを踊る
キミくらいなもんだ

また会える日まで元気で

なにしろオレたちゃ
まだまだ青く、そして、まだまだ赤い

2020.07.26 Sunday 00:00 | comments(0) | - | 

ゆっくり引ききる

[ - ]


ナゼなのか、のもう一枚向こうの扉

取手に手をかけて、ゆっくり押して
ちがった、引くんだったっけ、と
ゆっくりと引ききって

ほれ、しっかり引ききったら
しっかり明かりが漏れてくるでしょ?

それは声にしないで、ゆっくり引ききる
明かりはゆっくりのびたようだ

雨がやんだら、ゆっくり閉じる

雨はまだやまない
せっかく延びた時間をゆっくりのばす

2020.07.25 Saturday 00:00 | comments(0) | - | 

旅立ちの跡

[ - ]


モリモリ食ってスクスクしちゃって
ちょい手狭になったので引っ越しますねー

な、可能性はないのか調べてみたが
やはり、残念ながらそういうことはないようで
次のところへ旅立たれたようだ

なにかキラキラしてるものがあるなー
そんな風に気づいて
旅立ちの跡とハローしたわけだけど

殻の表面には小さな溝やシワがあって
そこに水がたまりやすくなるので
常に薄い水の膜が表面を覆う状態になるため
汚れがこびりつくことがないのだそうだ

はー、スゴイものだね〜

生きてるー!がグルグルを駆けめぐる瞬間
たくさんあった蝸牛生でありましたよーに

2020.07.24 Friday 00:00 | comments(0) | - | 

船長だぞい!

[ - ]


人類にとっては
小さいを通り越してチャンチャカな一歩だが

一人のシャクレた人間にとっては
ラッキーで偉大なるヨイショー!な一歩だ

〜 ニール・アームシノロング

2020.07.23 Thursday 00:00 | comments(0) | - | 

ポッピーなポッポたち

[ - ]


ポッポ、ポッポ、ポッポ
やけに賑やかな方に耳を傾けてみると
ポッピーなアナウンスが聞こえてきた

お客様におかれポッポましては
電線の上にポッポお並びの上
お待ちもポッポ、お飛びもポッポ
よしなにポッポなさってくださーい

ナンノコッチャー、アホー
デンセンユラスナー、ウンコオトシター
キミタチシズカニシナイカネ
マメー、ヤッホー、ポッポー

お待ちポッポなさるのか
お飛びポッポなさるのか
どちらポッポなさるにしても
アナウンスに従ってちゃんと整列ポッポ

ポッポたちの世界も
そう簡単ポッポにはいかないようだ

2020.07.22 Wednesday 00:00 | comments(0) | - | 
 | 1 / 4 PAGES | >>