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「あの、落としもののことで。」
天使の様な俺の声とは対照的に
電話の向こうから聞こえてくる声は
酔っぱらいか、チンピラみたいだった。
話の途中で一方的に切られてしまった。
電話の向こうから聞こえてくる声は
酔っぱらいか、チンピラみたいだった。
話の途中で一方的に切られてしまった。
喧嘩中の恋人同士かと思った。
いや、俺はあの様なおっさんとは
恋なぞしていないはずだ。
いざそこへ訪れてみれば
いや、俺はあの様なおっさんとは
恋なぞしていないはずだ。
いざそこへ訪れてみれば
「よくわかりませんなぁ。」と、
あの日の電話で言われたことは
ぜーんぶ、へんな紙に書いてあった。
ジツにひどいもんだった。
あの日の電話で言われたことは
ぜーんぶ、へんな紙に書いてあった。
ジツにひどいもんだった。
そして、そこに恋の予感はなかった。
まぁいいさ。
約ひと月ぶりに、無事戻ってきたからね。
約ひと月ぶりに、無事戻ってきたからね。
おかえり。